週末のドライブがてら、新篠津村にある道の駅「しんしのつ」に立ち寄り、併設されている「しんしのつ温泉 たっぷの湯」に入ってきました。
周囲にはキャンプ場や広々とした芝生が広がっていて、空がとても広くて開放感があります。以前、北海道道の駅スタンプラリーで近くを通ったことはありましたが、そのときは寄らずに通り過ぎてしまったため、温泉に入るのは今回が初めてでした。
入浴料は大人700円と、昨今の温泉施設としてはかなりリーズナブルな価格設定でありがたいです。エントランスを入ると、まずは100円返却式の靴ロッカーに靴を預け、受付を済ませてこじんまりとした休憩所を抜け、奥のお風呂へと向かいます。
湯上がりに一息つける脱衣所の畳スペース
脱衣所に入ると、服を入れるための棚にはカゴが並んでいました。衣類を丸ごとしまえるような大型の鍵付きロッカーはなく、貴重品専用の小さな100円返却式ロッカーが壁に備え付けられているタイプです。お財布やスマートフォンなどの小物をその貴重品ロッカーに預け、脱いだ服はカゴに入れておくシステムになっています。
さらに脱衣所の一角には、温泉施設としてはちょっと珍しい畳のスペースがありました。お風呂上がりに少し腰掛けたり足を伸ばして休めるようになっていて、実家のような落ち着きを感じるありがたい設備です。
髪がツルツルになるはちみつシャンプー
身軽になって浴室へ向かうと、洗い場は10席から15席ほどが1列にずらりと並んでいました。席ごとの仕切り板はないため、混んでいるときは隣の人にシャワーのお湯がかからないよう少し気を配ったほうが良さそうです。
シャワーの水圧はやや控えめでしたが、それ以上に驚かされたのが備え付けのアメニティの質の高さでした。
温泉や銭湯の備え付けシャンプーというと、髪を洗ったあとにギシギシときしんでしまうことがよくあります。ところがここの備え付けははちみつ成分入りのもので、洗い流した瞬間から指通りがとても滑らかで、ドライヤー後も髪の毛がツルツルになりました。これは本当に嬉しい誤算でした。売店でも同じものが販売されているようで、思わず買って帰りたくなる気持ちがよく分かります。
さらにボディソープだけでなく、洗顔ができるフェイスソープまでしっかり完備されていて、手ぶらでふらっと立ち寄っても全く困らないくらい手厚い配慮でした。
心地よい風に吹かれる露天風呂
お風呂の構成は、広々とした内湯、打たせ湯、そして開放的な露天風呂とサウナです。
内湯の浴槽は、洗い場のスペースに対して驚くほど広く作られていて、ゆったりと足を伸ばしてくつろげます。お湯の温度は約42℃くらいでしょうか。熱すぎず温すぎない絶妙な適温で、じっくりと肩まで浸かって長湯を楽しむことができました。
そして個人的に印象深かったのが打たせ湯です。なんと白湯ではなく、贅沢にも本物の温泉がそのまま使われている打たせ湯でした。水圧は強烈に激しいタイプではなく、肩や腰に当てると心地よくほぐれていくちょうどいい強さです。ただ、温泉のお湯なので顔にかかって目に入るとかなりしょっぱくて染みます。そこだけはちょっと注意が必要でした。
露天風呂も予想以上に広々としていて、とても居心地の良い空間でした。内湯に比べるとほんの少しぬるめの温度に調整されているため、外の風に当たりながらいつまでも入っていられます。少しのぼせそうになったら縁に腰掛けて涼み、またお湯に浸かるというループが最高でした。
強いて言えば、外を囲む柵の高さがやや低めに作られているため、向こう側の道路を歩いている人の姿がわりとよく見えます。外からも見えているのかなと少し気になりましたが、周囲ののどかな田園風景を眺めながら入る開放感は格別でした。
泉質は、しっかりとした塩味が感じられるナトリウム塩化物強塩温泉です。指先にあった小さなかすり傷が少しピリッとするくらい濃厚なしょっぱいお湯で、湯上がり後も肌がしっとりとし、体の芯まで熱が染み渡ってポカポカとした温かさがいつまでも持続してくれました。空知エリアにはなんぽろ温泉ハート&ハートなど塩分の濃い名湯が多いですが、ここのお湯も引けを取らない素晴らしい温まり具合です。
また、浴室の奥には約90℃のサウナも完備されています。広さは5人ほど入ると少し手狭に感じるくらいのこじんまりとしたサイズ感ですが、専用のサウナマットが用意されていてテレビも付いているため、自分のペースでじっくりと汗を流すことができました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | しんしのつ温泉 たっぷの湯 |
| 住所 | 北海道石狩郡新篠津村第45線北2番地 |
| 営業時間 | 6:00〜22:00(最終受付 21:30)※サウナは10:00〜 |
| 入浴料 | 大人 700円 / 小学生 300円 / 幼児 無料 |
| 泉質 | 含よう素‐ナトリウム‐塩化物強塩温泉 |
| 公式情報 | しんしのつ温泉 たっぷの湯 公式サイト |
湯上がりの休憩所としんしのつ直売所
温泉から上がったあとは、ロビーにある休憩所で少し水分補給をしながら一息つきました。

テーブルと椅子が並ぶスペースはややこじんまりとしているので、混み合う時間帯には少し混雑するかもしれませんが、静かに湯上がりのポカポカした余韻に浸ることができます。
休憩所でひと息ついたあと、道の駅の建物に隣接している「しんしのつ直売所」へ立ち寄ってみました。

直売所の中には、地元で採れたばかりの新鮮なお野菜がお手頃な価格でずらりと並んでいました。夕飯の買い出しにも良さそうな品揃えを眺めつつ店内を見て回っていると、地元の方が手作りされたと思われるハンドメイドの可愛らしい雑貨コーナーが目に留まりました。

そこに並んでいたフェルトや布で作られた小さな猫のマスコットがとても愛らしくて、気付いたときには思わず衝動買いしていました。それぞれ首元に鈴が付いていて、手作りならではの素朴な表情にとても癒やされます。
直売所は17:00閉店と少し早めの時間に閉まってしまうため、温泉に入る前か、お風呂上がりに合わせて早めに覗いておくのが良さそうです。
温泉のお湯もアメニティも心地よく、直売所での嬉しい出会いも含めて全体的にとても満足度の高い温泉でした。またドライブの途中にのんびり浸かりに行きたいと思います。
しょっぱい温泉を楽しむ