普段はあまり足を運ばない、むかわ町の穂別エリアへドライブに出かけてきました。初めて訪れる地域だったのですが、のどかな景色の中にふと新しそうな綺麗な建物が見えてきて、それが今回立ち寄った樹海温泉ほべつでした。
博物館と併設された新しい館内
施設に到着してまず驚いたのは、敷地内の駐車場にかなりの数の車が停まっていたことです。建物自体も木目が効いたモダンな佇まいで、中に入ると博物館や展示コーナーと、温泉や食事スペースのふたてに分かれる面白い構造になっていました。後から知ったのですが、向かいにある穂別博物館や周囲の公園と一体になった複合施設としてリニューアルされたようです。車がいっぱい停まっていたのは、温泉目的というよりは博物館や公園に遊びに来たファミリー層が多かったのかもしれません。
入浴料は大人520円とお手頃価格で、券売機でチケットを買って中へ進みます。

靴用のロッカーと脱衣室のロッカーは、どちらも100円硬貨を投入して解錠時に戻ってくるタイプでした。脱衣室に入ってみると、ロッカーの数は全部で36個ほど。ドライヤーが2台とウォーターサーバーが備え付けられていますが、全体的にスペースは結構狭めな印象を受けました。大勢が一度に押し寄せるというよりは、限られた人数で落ち着いて使うことを想定しているサイズ感です。
さっぱりと旅の疲れを癒やす内湯
浴室の中に入ると、構成はいたってシンプルでした。大きな内湯が1つと、水風呂、そして小さなサウナがあるのみです。洗い場も10個ほどとこじんまりとしており、シャンプーやボディソープは備え付けのものが用意されています。
お湯はカルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉とのことですが、加水や加温がされているためか、入った体感としては無味無臭でさっぱりとした銭湯に近い感覚でした。ガツンとくる強い温泉感を期待していくと拍子抜けするかもしれませんが、長旅の途中で体を温めるのにはちょうどいい優しさです。それでも上がった後は、長時間の運転で重たくなっていた足のだるさが不思議とすーっと軽くなっていて、温泉の効果をちゃんと実感できました。
サウナ室は85℃から90℃くらいの標準的な設定ですが、室内は大人3人も入ればいっぱいになってしまう狭さです。テレビや温度計はなく、壁にかかった12分計の針が刻むカチカチという音を聞きながら、ただボーッと過ごす時間が流れます。無心になって汗を流すには、このくらいシンプルな空間の方がかえって集中できて良いのかもしれません。内湯の脇には休憩用の椅子が2つ設置されているので、タイミングが合えばゆっくりと涼むことができます。
レストランと兼ねた休憩スペース
お風呂上がりに向かうロビー奥の休憩どころは、お食事処(レストラン)と共同のスペースになっていました。

靴を脱いで上がれる小上がりの畳スペースは3卓分と少し少なめですが、その代わりにテーブルと椅子の席がいっぱい用意されているので、湯上がりに座る場所に困ることはなさそうです。
食事スペースではハンバーガーなどのメニューも用意されていて、湯上がりにちょっとお腹を満たしたり休憩したりするのにぴったりの雰囲気です。ただ、お値段は全体的に少し観光地向けの価格帯かなという印象も受けました。
全体的な感想としては、地元の人たちが日常的に通い詰める地域密着型の銭湯というよりは、博物館の見学や公園散策、あるいはドライブのついでにサクッとひと風呂浴びていくのに最適な場所だと感じました。以前訪れたゆのみの湯のような広い露天風呂や多様なお風呂がある温泉施設とはまた違った、こじんまりとした静かさがあります。
穂別方面へのドライブ予定がある方は、ぜひむかわ町 公式サイトなどで周辺情報も合わせてチェックしてみてください。
| 項目 | 詳細データ |
|---|---|
| 施設名 | 樹海温泉ほべつ |
| 所在地 | 北海道勇払郡むかわ町穂別79-5 |
| 入浴料金 | 大人(中学生以上)520円、小学生300円 |
| 泉質 | カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉 |
| 浴室構成 | 内湯(1)、水風呂(1)、サウナ(1) |
| 休憩・食事 | レストラン兼用休憩処(小上がり3卓、椅子席多数)、ハンバーガー等 |
ふらっと寄るには、ちょうどいい。