先月、ふらりと立ち寄って黒いミャクミャクのぬいぐるみを獲ってきたばかりなのですが、またしてもラウンドワンスタジアム 札幌・白石本通店へ足を運んでしまいました。
今回は明確なお目当てがありました。大阪万博の公式キャラクターであるミャクミャクのプライズで、新しく「ブラックなりきりクッション」という大型の景品が登場したという情報を耳にしたからです。
実はここに来る前、近隣のゲームセンターをいくつか回ってみたのですが、どこにも見当たらず空振りに終わっていました。「もしかして札幌近郊にはまだ入っていないのかな」と半分諦めかけていたところ、最後に寄った白石のラウンドワンでようやく実物を発見することができました。
ガラスケース越しに見ても、その大きさはなかなかの迫力でした。
持ち上がらない巨大なクッション
挑戦した台は、大型プライズでよく見かける3本爪のクレーンゲーム機でした。「UFO CATCHER TRIPLE」の第2世代のような筐体で、アーム自体もそれなりに大きいのですが、それ以上に中のクッションが巨大でした。
サイズを調べてみると、幅が45センチ、高さが40センチほどもあります。中央ににっこりと笑った黒い顔がついていて、頭から被ることでミャクミャクになりきれるというユニークな仕様なのですが、厚みも10センチ近くあってずっしりとしています。
まずは小手調べにと100円玉を入れて、普通にぬいぐるみの頭頂部を真上から3本の爪で包み込むように狙ってみました。
しかし、アームが下がって景品を掴もうとした瞬間、布地の表面をすべるだけで持ち上がる気配がまるでありません。アームが上昇する段階でスルリと爪が抜け落ち、クッションはその場でわずかに揺れただけでした。
何度か位置を変えてアームを下ろしてみましたが、結果は同じでした。あまりの重さと大きさの前に、アームの力だけでは物理的に持ち上がらない設定になっているようでした。あっという間に1,000円分が吸い込まれていき、「これは完全にやってしまったかもしれない」と少し冷や汗が出てきました。
クッションの隙間を狙う一手
1,000円ほど使って立ち尽くしていたとき、ふとクッションの形状が気になりました。
このクッションは、中央の黒い顔の部分と、その周りを取り囲む丸い細胞のような輪っか部分のあいだに、わずかな縫い目の隙間が空いている構造になっています。「もしかしたら、この隙間にアームの爪を直接差し込めるのではないか」と思いつきました。
全体を掴んで持ち上げるのではなく、3本ある爪のうちの1本を、その隙間へピンポイントで突き刺して引っ掛ける戦略に変えてみることにしました。
100円玉を追加して慎重に位置を合わせ、ボタンから指を離します。狙い通り、下降した爪の1本が輪っかの隙間にグッと深く入り込みました。アームが持ち上がると同時に、隙間に引っかかった爪がクッションを横倒しにするように大きく引きずり、ゴロンと獲得口の方向へ転がってくれました。
この動きを見た瞬間、「これならいける」と確信しました。
その後も隙間を狙って少しずつ位置をずらし、クッションを獲得口のすぐ手前まで引き寄せていきました。ただ、最後の難関として獲得口のフチにプラスチックの高さのある仕切り板が立ちはだかっていました。
そこで、クッションを仕切り板に立てかけるようにして斜めの姿勢を作りました。斜めに傾いて隙間がはっきりと見えた絶好のタイミングで、再度アームの爪を深く突き刺して持ち上げてみました。すると、テコの原理のようにバランスが崩れ、ゴロッと仕切りを乗り越えて見事に獲得口へと滑り落ちてくれました。
自力で落とした瞬間の確かな達成感
ガコンという重たい落下音とともに手に入れた瞬間は、思わず小さくガッツポーズをしてしまいました。
普段は箱入りのお菓子や小さな日用品ばかり狙っている自分にとって、店員さんのアシストを一度も頼まずに、自力で工夫してこれほど大きなプライズを獲れたのは今回が初めての経験でした。
結局のところ、最初の試行錯誤も含めて合計で3,000円ほど使ってしまったので、出費としては決して小さくありません。それでも、自分の狙い通りの戦略で仕掛けを攻略できた達成感は、金額以上の嬉しさがありました。
家に持ち帰って部屋に置いてみると、以前手に入れた黒いミャクミャクのぬいぐるみと並んでも圧倒的な存在感を放っています。ふかふかとした触り心地もよく、机の横に置いておくだけでなんだか不思議な愛嬌を感じます。
エスケイジャパンの公式サイト(キャラとる)でラインナップを確認してみたところ、今月はまだまだミャクミャクのプライズが続くようです。9月の第3週には高さ45センチの超BIGぬいぐるみが登場し、第4週にはスタンダードな赤と青のカラーリングを含めたなりきりクッションの第2弾も控えているとのことでした。
実は通常カラーのミャクミャクはまだ一つも持っていないので、次回の登場も今から楽しみにしています。
諦めずに隙間を突いてよかった