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びらとり温泉ゆからのお湯に浸かってきた

平取町に良い感じの温泉があると聞き、ドライブがてらびらとり温泉 ゆからへ行ってきました。ちょうど地域のお祭りが開催されていたタイミングだったことも重なってか、駐車場は車でびっしり埋まっており、館内もなかなかの賑わいを見せていました。

鍵付きで使いやすい脱衣場

建物はリニューアルされたばかりのようで全体的にとても綺麗で、入浴料500円の施設としては屈指の美しさを感じます。掲示物を見たところ、町外からの利用者は2026年10月から700円に改定されるとのことでしたが、平取町内に住む65歳以上の方は100円で利用できる制度があるらしく、地元の方々に愛されて館内が賑わっている理由にも深く納得しました。自分がもし対象の年齢で近所に住んでいたら、間違いなく毎日のように通ってしまいそうです。

そんな賑わう館内を抜けて、さっそく脱衣場へ向かいました。入り口の下駄箱も脱衣場のロッカーも、100円玉がいらない鍵付きタイプになっているのが小銭を探す手間が省けてとてもありがたいです。ロッカーの数は160個以上並んでいて十分な容量があります。通路自体はそこまで極端に狭いわけではないものの、近くに人がいるときはロッカーの扉を大きく開きすぎないように気をつけるなど、ちょっとした配慮があるとより気持ちよく使えそうです。

洗い場は、普段は皆さん一席ずつ間隔を空けて座っているような状態ですが、混雑してくるとその空いている間に座って体を洗う形になります。とはいえ隣との間隔はそれなりに確保されているので、実際に座ってしまえば窮屈さもそこまで気にならず、落ち着いて体を洗うことができました。備え付けとしてリンスインシャンプーとボディソープがしっかり完備されているため、手ぶらに近い感覚で気軽に立ち寄れるのは嬉しい配慮です。

肌にしっとり馴染む無色透明の湯

内湯のエリアに入ると、湯気の向こうにいくつかの浴槽が並んでいます。お風呂の構成は、約42℃に保たれたメインの温泉高温湯をはじめ、ぬるめの高濃度炭酸湯、そして心地よい刺激のジャグジーというラインナップです。

メインの温泉は無色透明のお湯で、以前立ち寄ったむかわ町の樹海温泉ほべつにどこか近い雰囲気を感じました。肌に触れるとほんのりしっとりとした感触があり、じんわりと染み渡るような心地よさがあります。調べてみると、泉質は地下約1,500メートルから湧出しているナトリウム・カルシウム-塩化物強塩冷鉱泉(強食塩泉)とのこと。塩分をしっかり含んだお湯のおかげで保温や保湿に優れ、体の芯からポカポカと温まって湯冷めしにくいのが特徴のようです。個人的にとても好みな泉質で、長時間の運転で凝り固まっていた足腰の筋肉痛や日頃の疲れがすっと抜けていくような気分になりました。高温湯という名前ではあるものの、実際の湯加減は42℃前後なので、熱すぎて入れないということはなく、肩まで落ち着いてしっかり浸かっていられます。内湯の中ではこの温泉浴槽が一番広く造られているため、人が多くてもゆったりとした気持ちで過ごせました。

このメイン温泉のすぐ隣には、長湯しやすいぬるめの高濃度炭酸湯とジャグジーも並んでいます。特に炭酸湯は浸かっていると細かな気泡が腕や足にびっしりと張り付いてきて、シュワシュワとした泡に全身が包まれる独特の浮遊感がたまりません。浴槽自体のサイズがやや小ぶりなため、5人から6人ほど入ると少し窮屈さが出てきますが、空いているタイミングを見計らって交互に入るととても心地よかったです。

心地よい風を感じる露天風呂

続いて外の露天スペースへ出てみました。露天風呂のお湯も天然温泉が使われており、温度計はおよそ41.5℃を指していました。浴槽は中央の底でつながっているため実質的には一つの大きなお風呂ですが、手前が檜タイプ、奥が岩タイプという面白い造りになっています。私は手前の滑らかな檜の縁にそっと手をかけながら、心地よい秋風を感じつつ長湯を楽しみました。外の景色を眺めながら開放感を味わえるしっかりとした露天風呂でありながら、頭上にはしっかり屋根がかけられているので、雨や雪などの悪天候の日でも安心してくつろげます。

露天エリアの片隅にはリクライニングタイプのととのい椅子が1脚だけ用意されていました。1台しかないため競争率はかなり高めで、常に誰かが座っているような状態でしたが、運良く空いた瞬間を見つけたらすかさずキープしたい特等席です。

そして、この露天スペースの一角には、サウナ好きには嬉しい本格的なサウナ室の扉があります。室内は5人ほど入るといっぱいになるコンパクトな広さですが、テレビが設置されているため時間を気にせずじっくり汗を流せます。何より驚いたのはサウナ室の温度設定が95℃というしっかりとした熱さだったことです。室内にはサウナマットが常備されていないため、利用する際は自分のサウナマットや敷き用タオルを持参するのが安心です。

お風呂から上がったあとの脱衣所には、個別に仕切られたドライヤーが3台設置されていました。混雑時は少し待つこともありそうですが、風量は十分で快適に使えました。

地元の野菜やお土産が並ぶロビー

お風呂を終えてロビーへ戻ると、まるで道の駅に立ち寄ったかのような楽しげな空間が広がっていました。地元平取町で採れた新鮮な野菜が並ぶ直売コーナーや、ハンドメイドの雑貨、特産品を活かしたお土産がずらりと販売されています。

直売コーナーに並ぶ北海道産のじゃがいも

野菜コーナーには、北あかり、メークイン、とうやといった北海道産のじゃがいもが1袋200円という直売ならではの良心的な価格で並んでいました。

売店に並ぶビラッキーやアイヌ文様のお土産グッズ

さらに売店の棚には、平取町の公式イメージキャラクター「ビラッキー」のアクリルキーホルダーやトランプ、イランカラプテのメッセージが入ったアイヌ文様風のキーホルダーなどが賑やかにディスプレイされていました。地域の温かみが感じられる素敵なロビーです。

施設情報詳細
施設名びらとり温泉 ゆから
所在地北海道沙流郡平取町字二風谷92番地6
営業時間10:00〜21:00(最終受付 20:30)
入浴料大人 500円(※2026年10月より町外700円) / 小学生 140円
泉質・設備ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩冷鉱泉、高濃度炭酸湯、ジャグジー、露天風呂(檜・岩)、サウナ(95℃)

清潔感のある綺麗な空間で、これだけ充実したお風呂とサウナを500円で楽しめる施設はなかなか貴重だと感じます。詳しい営業時間や最新のイベント情報については、お出かけ前にびらとり温泉 ゆから 公式サイトをご確認ください。平取方面へドライブする際には、ぜひまたふらりと立ち寄りたい温泉でした。

檜の縁と炭酸の泡に癒やされる