苫小牧の市街地、大きなイオンモールのすぐ隣にある天然温泉 なごみの湯へ行ってきました。 買い物のついでにもふらっと寄りやすい抜群の立地で、駐車場も広々としています。入館料は土日祝で大人1,100円(平日は1,000円)でした。施設全体が大きめで、お風呂以外にもアカスリやキッズスペース、お食事処などが揃っているスーパー銭湯のような温泉施設です。
現在小学生が無料になるキャンペーンをやっていることもあってか、館内はファミリー層や小さな子供連れのお客さんがたくさんいました。さらに3人で来館すると100円引きになるようなグループ向けの割引キャンペーンも実施されていたようで、家族連れや友人同士など、グループで賑やかに訪れている人が多い印象です。
受付の流れと会社の更衣室風ロッカー
玄関を入ると、靴のロッカーは100円返却式になっています。 小銭を入れて靴を預けたら、その靴ロッカーの鍵と、券売機で購入した入館券を受付のスタッフさんに渡す仕組みです。引き換えに更衣室のロッカーキーを受け取ります。帰るときに更衣室の鍵を返却すると靴の鍵が戻ってくる流れなので、鍵をなくさないようにちょっと注意が必要です。
脱衣所に入ると、ずらりと並んでいるのは細長い縦型のロッカーでした。どこか会社の更衣室を思わせる懐かしい形状です。幅がかなり狭めに作られているので、パンパンに荷物を詰めた大きめのリュックサックだと押し込むのに苦労するかもしれません。持っていく荷物はなるべくコンパクトに精査しておくと、出し入れがスムーズで楽だと思います。ただ、ロッカーの中にはハンガーが3本も備え付けられていたので、上着やシャツを掛けておく分には十分な使い勝手でした。
洗面台のスペースにはドライヤーが5台設置されていました。さらに化粧水や乳液、ヘアトニックまで用意されていて、入浴前後のアメニティはかなり充実しています。珍しいところではメガネ洗浄機まで置いてありました。ただ、5台あるドライヤーもタイミングが悪いと順番待ちができるくらい賑わっていて、地元の人たちに親しまれている施設なんだなと実感します。
肌に優しい塩化物泉とぬるめの湯加減
服を脱いで浴室に入ると、まず感じるのが開放感です。お湯の温度は内湯も露天も39℃〜41℃前後と全体的にぬるめの設定になっていて、熱いお湯が苦手な人でもゆっくり長湯できるのがありがたいところです。
泉質はナトリウム-塩化物強塩泉で、なめると少ししょっぱいタイプのお湯です。塩分を含んだ温泉ですが、入浴中の肌触りはとても優しく、ピリピリとした刺激が少なくてマイルドな心地よさに包まれます。
ところが風呂上がりになると、肌に残った塩分の効果で服がスムーズに着られないくらい肌がキュッと引き締まり、体の芯から驚くほどポカポカが持続しました。同じ苫小牧市内のお風呂としては、以前に訪れたゆのみの湯も濃い茶褐色の強塩泉でしたが、あちらのガツンとくる力強さに比べると、なごみの湯は入浴中の当たりが柔らかく、長湯しやすい優しい肌触りという印象を受けました。刺激が少なめでじっくり温まれるお湯が好きな方には、かなり好まれそうです。
立ちジェットからサウナまで揃う浴室
体を洗う洗い場は、一人ひとりの間隔がゆったり取られていて広々としています。備え付けとしてリンスインシャンプーとボディソープが完備されているので、手ぶらで来ても困りません。シャワーはボタンをカチッと押し込む方式なのですが、1回にシャワーが出る時間が少し短めで、髪や体を流すあいだに何度も押し直す必要があったのだけは、ちょっとしたご愛嬌でした。
浴槽のバリエーションも豊かで、内湯の中でひときわ目を引くのが、円形の木の浴槽になっている檜風呂です。ここは一切加水をしていない源泉100%かけ流しの温泉だそうで、少しこぢんまりとしたサイズ感ながら、木のぬくもりを感じながらじっくり浸かることができます。
その隣にある大きな大浴場はとても広々としていて、開放感たっぷり。露天風呂のほうが人気を集めている時間帯だったのか、内湯のメイン浴槽は足を思い切り伸ばして贅沢に使えました。
そしてもう一つの内湯が、深さ1mもある立ち姿勢のジェットバスです。普通のお湯ではなく、綺麗な青緑色のような入浴剤が入ったお湯になっていました。水深が1mあるので、立ったまま、あるいは少し中腰の姿勢で入ります。身体の横と後ろから勢いよく強力なジェット水流が噴き出してくるので、腰や背中の凝っているポイントにうまく当ててほぐすのがとても気持ちよかったです。同時に3人まで利用できるスペースですが、常に誰かが入っている人気ぶりで、タイミングを見計らって滑り込みました。
露天風呂は約41℃の程よい湯加減で、屋根がしっかりかかっているため半露天のような落ち着いた空間です。外気浴用の椅子がいくつか並んでいて、設置されたテレビを眺めながら涼んでいるお客さんで賑わっていました。
サウナは低温と高温の2種類が用意されているのですが、この日はちょうどイベント日で低温サウナも高温設定になっており、両方とも約85℃の高温サウナとして稼働していました。85℃前後は熱すぎず息苦しさも少ないので、とても入りやすい温度帯です。室内は広めですが、サウナ好きの人たちで結構混み合っていました。サウナマットの常設はないため、マイサウナマットを持参しておくと快適に過ごせそうです。サウナ室の中にもテレビが付いているので、時間を忘れてじっくり汗を流せました。
オフィスチェアがずらりと並ぶ2階の休憩所
しっかり温まったあと、階段を上がって2階の休憩所へ行ってみました。

2階には一般的な温泉施設によくある畳敷きのごろ寝スペースやリクライニングチェアももちろん完備されているのですが、それに加えてオフィスチェアと丸いスツールが整然と並んだ不思議なリラックスコーナーが用意されていました。オフィス家具が並ぶ休憩所というのは他の温浴施設ではあまり見かけない光景で、最初は少し不思議な感じがしました。
けれど、実際に腰掛けて足をスツールに乗せてみると、背もたれのホールド感がちょうどよくて意外なほどリラックスできます。胡蝶蘭の鉢植えが飾られていたり、奥にはかき氷の暖簾が見えたりと、どこかのんびりした空気が流れていて居心地の良さを感じました。
1階には本格的な定食や麺類が食べられるレストラン「さらり」やアカスリコーナーがあり、小さなお子さん連れでも過ごしやすいキッズルームも用意されています。お風呂上がりの休憩スペースも含めて、家族連れから一人でのんびりしたい人まで、思い思いのペースで過ごせる設備が整っていました。詳しい営業時間やイベントの開催状況などは、お出かけ前に天然温泉 なごみの湯 公式サイトをチェックしてみてください。
| 施設概要 | 詳細情報 |
|---|---|
| 温泉の名称 | 天然温泉 なごみの湯 |
| 泉質 | ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉) |
| 入浴料金 | 大人 平日1,000円 / 土日祝・特別日1,100円、小人 無料(子育て応援キャンペーン中) |
| 営業時間 | 日〜木・祝 10:00〜23:00(最終受付 22:00)/ 金・土・祝前日 10:00〜24:00(最終受付 23:00) |
| 設備 | 檜風呂(源泉100%)、大浴場、立ちジェットバス、露天風呂、サウナ、リラックスコーナー |
ぬる湯でも、芯までポカポカ。