今回のお盆休みの真っただ中、買い物やさまざまな用事を済ませるために、苫小牧にある大きなイオンモールへと出かけていきました。元々はイオンの中に入っている色々なお店を目的なくふらふらと見に行くつもりだったのですが、その途中でふと、モール内に入っているゲームセンターであるGiGOイオンモール苫小牧が目に留まり、立ち寄ってみることにしました。
クレーンゲーム機がずらりと並ぶ賑やかな店内を歩いていると、何やら奥の方でやたらと巨大な存在感を放っているぬいぐるみがあるのに気がつきました。それは、以前にも別のゲームセンターで狙ったことのある、大阪万博の公式キャラクターであるミャクミャクのぬいぐるみでした。
以前にラウンドワンで黒いミャクミャクのぬいぐるみを獲ってきた時は、手のひらサイズでこぢんまりとした可愛さがありましたが、今回のものはサムネイルを見ていただければ分かる通り、とにかく規格外に巨大でした。その圧倒的なサイズを目にした瞬間、わたくしの中に「どうしてもこれを連れて帰りたい」という強い好奇心がふつふつと湧き上がってきたのです。
まるでボールのような巨大ミャクミャク
クレーンゲームの筐体の中を覗き込んでみると、巨大なミャクミャクはかなり不思議な姿で鎮座していました。ぬいぐるみの全体が強固な輪ゴムのようなものでぐるぐると縛られており、手足や顔の突起がぎゅっと内側に折りたたまれて、まるでひとつの大きなボールのように丸められた状態になっていたのです。
アームは3本爪の大きなタイプで、爪をこの丸まった隙間や輪ゴムの部分に引っかけるようにして狙う設定のようでした。
「まあ、これだけ大きければ、どこかに爪が引っかかって動くはずだ」と軽い気持ちで最初の100円玉を投入しました。アームを慎重に操作して、ぬいぐるみの真上に持ってきてボタンを離します。アームがするすると下降し、3本の爪がミャクミャクの体をしっかりと抱え込むように閉じました。
そのままアームが上昇すると、思った通りぬいぐるみはしっかりと持ち上がりました。
「これは案外すんなりと獲れるかもしれない」と期待したのも束の間、アームが一番上まで上がりきった瞬間、機械の振動とともに「がくん」と爪の力が抜けるような衝撃が走りました。その刹那、掴んでいた巨大な塊は獲得口へ移動し始める前に、真下のシールドの内側へ向かって真っ逆さまに落ちていってしまったのです。
持ち上がっては落ちる無限ループ
その後も、狙う位置を少し変えたり、ぬいぐるみの重心をずらそうとしたりして挑戦を続けました。アームは毎回しっかりとミャクミャクの体に引っかかり、上までは綺麗に持ち上げてくれるのです。しかし、上がりきったところでアームが開くか、あるいはちょっとした衝撃でずり落ちてしまうという、全く同じ落下のパターンを延々と繰り返すだけでした。
持ち上がりはするものの、獲得口への「伸びしろ」が全く感じられないこの状況は、じわじわと精神的な疲労を蓄積させていきます。
お盆休みの真っ只中ということもあり、周囲の他のクレーンゲーム機も大いに盛り上がっていて、店内にはたくさんの家族連れやグループ客が行き交っていました。あまりの混雑ぶりに店員さんも非常に忙しそうに動き回っていましたが、わたくしは初期位置に戻してもらったり、アームが届きにくくなった位置を少し調整してもらったりするために、何度も店員さんを呼ぶことになりました。
ここで非常に助かったのが、GiGOの筐体に取り付けられていた呼び出し用のQRコードでした。
手元のスマートフォンでこのQRコードをスキャンすると、専用のWebページが開き、現在自分たちの呼び出しの前に何組のグループが待っているのかがリアルタイムで分かるようになっていました。広いゲームセンターの店内をわざわざ歩き回って忙しそうな店員さんを探して呼び止める必要がなく、スマホの画面上で「初期位置への復帰」などのリクエストを送って待機できるシステムは、混雑している日には非常に合理的で便利だと感心させられました。
店員さんの温かいアシスト
しかし、どれほど初期位置に戻してもらって挑戦を続けても、自力で獲得口まで運ぶのは極めて厳しそうな気配が漂い続けていました。気づけば、筐体のコイン投入口に吸い込まれていった100円玉の合計は、4,000円、いや5,000円近くにまで達しようとしていました。お財布もすっかり軽くなってしまい、そろそろ完全に諦めて帰ろうかと肩を落としていた、その時でした。
何度も初期位置の対応をしてくれていた店員さんが、こちらの泥沼の闘いを見かねたのか、とても親切な「アシスト」を申し出てくれたのです。
店員さんは筐体のガラス扉を開けると、転がっていた巨大なミャクミャクを抱き上げ、獲得口の手前に置き直す形でアシストしてくれました。しかし、実はその1回目のアシスト配置では惜しくも獲得することができず、ふたたび落ちて転がってしまったのです。わたくしが困惑していると、店員さんはさらにもう一度、ガラス扉を開けてさらに狙いやすい位置へと2回目のアシストをしてくれました。
アドバイスに従い、今度はアームをしっかりと寄せてミャクミャクを持ち上げるように狙うと、ついにしっかりとアームで掴んで持ち上げることに成功し、巨大なミャクミャクは獲得口の底へと滑り落ちていきました。ようやく手に入ったという安堵感と喜びで、思わず胸がいっぱいになりました。
部屋に迎えた笑顔のミャクミャク
この巨大なミャクミャクのぬいぐるみには2種類の表情のバリエーションがあるようなのですが、今回わたくしが獲得できたのは、一番推していた笑顔の表情のバージョンでした。黒い細胞に囲まれた大きな口がにっこりと三日月型に笑っている姿は、見ているだけでこちらの力も抜けていくような不思議な愛嬌があります。
自宅に戻ってから、さっそく自室のベッドの脇の特等席に飾ってみました。
部屋の片隅にあの巨大な生命体がちょこんと佇んでいる様子はなんともシュールで、かつとても可愛らしいです。以前にラウンドワンで手に入れた小さな黒いミャクミャクと並べて置いてみると、まるで親子のようであり、その圧倒的な大きさの対比に思わず笑ってしまいます。
今回はお盆休みの真っただ中で混雑していたにもかかわらず、何度も快く親切にアシストをしてくれた店員さんには本当に感謝しかありません。もしも店内がこれ以上混雑していて、店員さんを呼ぶこともアシストを受けることもできなかったら、きっと泥沼から抜け出せないまま手ぶらで帰ることになっていたでしょう。
そんなちょっとしたスリルも含めて、今回の苫小牧でのお出かけは非常に記憶に残る楽しい体験になりました。
GiGO イオンモール苫小牧の詳しい営業時間や他のアクセス情報などについて確認したい方は、こちらのGiGO イオンモール苫小牧 公式サイトをぜひチェックしてみてください。
何はともあれ、苦労して手に入れた笑顔のミャクミャクを眺めながら、今日も部屋でぽやぽやと過ごしています。
でかいことは良いことです。